立命館大学に声明文の撤回とヘイト・スピーチへの毅然たる対応を求める要請書

2014年1月10日から立命館大学で授業を担当している在日朝鮮人教員(嘱託講師)に対してネット空間で攻撃の嵐が吹き荒れた。併せて立命館大学に対しても激しい誹謗中傷が繰り広げられた。

立命館大学はこの事件について、1月15日の午後、大学のホームページ上に「授業内における学生団体の要請活動への本学嘱託講師の対応について」との声明文(以下、声明文とする)を公開し、同文を全教職員にも一斉送信メールで連絡した。その内容は、事実関係の確認結果とそれに対する対処の報告であったが、併せて「結果として」「誤解を与え」たことは「大学として不適切であった」として講師を「指導」したうえで、社会的に「お詫び」をした。しかし、ネット空間における攻撃によって引き起こされた問題については一言も触れず、大学としての矜持を自ら傷つけた。

私たちは、立命館大学がまず行うべきだったことは、①被害を受けた講師に対するサポート・ケア、②広く学生に対する納得のいく教育的・倫理的指導、③大学として社会的にヘイト・スピーチを許さず、教育研究の自由を守ることを毅然と宣言すること、の3つであったと考えている。このたびの事態に直面して、立命館大学が毅然とした姿勢を貫ききれなかったことは残念でならない。

私たちは、立命館大学に対して、早急に声明書を撤回し、改めて毅然とした態度を表明すること、併せて、立命館大学が留学生をはじめとするあらゆるマイノリティが安心して学べる学園の環境づくりに努力してきたことに鑑み、再び名誉と信頼を取り戻し、学生とともにレイシズムやヘイト・スピーチについて深く考える教育研究に取り組むことを求めるものである。

                                                        2014年2月3日

立命館大学 学長  川口清史 様

              秋林こずえ、勝村誠、崎山政毅、絹川浩敏、鄭雅英、冨田美香、西成彦、山下高行

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Author:mukiaukai0731
①立命館大学に対してヘイトスピーチやレイシズムを許さない毅然とした態度を社会的に表明することを求めます。
②立命館大学の各機関におけるヘイトスピーチやレイシズムに向き合う具体的な取り組みを見守り支援します。
③「向き合う会」として独自に学術企画や教育方法に関する研究活動を進めます。
④ヘイトスピーチや差別、人権侵害に向き合う大学間連携を進めます。
【問い合わせ先】rits.mukiaukai.0731@gmail.com

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